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HOME»  世界の化石産地・イベントなど 旅のレポート»  2015年10月 ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

2015年10月 ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

きっかけ

以前から、
「ミュンヘンのミネラルショーは化石が沢山あって面白いから行ってみたほうがいい」

と多方面の方からお話しを頂いており、
2015年のミュンヘンショーに行くかどうか悩んでいました。

(せっかくドイツまでいくのであれば、化石の仕入れだけではもったいない!)

そこで、まず思いついたのは・・・

(有名な化石産地の博物館に行ってみたい!)

ドイツの化石産地といえばメッセル、ホルツマーデン・・・
でも一番有名なのはゾルンフォーフェンでしょうか。

始祖鳥の化石が発見された世界的に有名な化石産地ですね。
KASEKIYAではドイツの化石はほとんど取り扱ったことがなかったので、
今まで特にドイツの化石についてあまり詳しく調べたことはありませんでした。

早速ネットで場所を確認してみると・・・
 (ゾルンフォーフェンってミュンヘンからけっこう近い?)

そうです!近かったんです。まあ、近いと言っても100㎞ちょっとくらいです。
(・・・車で1時間半くらいか?)

しかも、ネットで調べているとお金を少し払えば
だれでも化石採取ができる化石採集場が
ゾルンフォーフェン周辺に数箇所あることもわかりました。

(・・・あぁ、もう行くしかない。私は行ってしまうしかないですよね!)


学生時代、私は日本国内で化石の研究をしていたのですが、ここ数年は化石の売り買いだけで実際にほとんど化石採取をしていませんでした。
私のハンター心に久しぶりに火がついてしまいました。
世界的に有名な化石産地から化石がどのように産出するのか見てみたい!体験してみたい!
 
もうだれも私を止められません。

私はドイツへ行くことに決めました。
 
でも、一人で行くのは レンタカー代と宿代が高いので、心細いので、以前からミュンヘンショーに一緒に行こうと誘っていただいていたハッピーギフトのヤマダさんに連絡。

「ヤマダさん、ドイツで化石採りに行きましょう!」

と、いうことで二人旅になりました。

ヤマダさんは楽天市場で鉱物や化石を販売している
「ハッピーギフト」のオーナーで日本各地のミネラルショーにも出店されています。

http://www.rakuten.co.jp/happygift-hf/


また、世界のミネラルショーに出向いて、
鉱物や化石を直接仕入れているワールドワイドなナイスガイです。
とても心強いです。
二人ですごい化石を見つけて一攫千金を狙いましょう
(私はミュンヘンショーで化石を仕入れるお金もそんなにないので・・・)。

(大の大人の男が二人もいれば、何でもできる・・・はず。
言葉なんてしゃべれなくてもどうにかなるさ・・・たぶん。)


ドイツ行きを理解してくれた妻と子供にも感謝です。
(ありがとう・・・パパは、ちょっとドイツをエンジョイしてきます。
はじけてきます。もしかしたらちょっとだけ家族のことを忘れてしまうかもしれません。
そんな私をゆるしてください・・・でも、仕事だからしょうがないよね ・・・ニヤリ

世界有数の化石産地【ゾルンフォーフェン】とは?

ゾルンフォーフェンはドイツバイエルン州の中央付近に位置する小さな町です。
前述したようにミュンヘンから北に100kmほどはなれた場所にあります。
周辺のアイヒシュテットやメルンスハイム、ティッティングといった町を含めて
世界的に有名な化石産地です。

この地域には「白ジュラ」と呼ばれる石灰岩が分布しています。
この石灰岩は水平な層理(平衡層理)が発達しており、
層理に沿って石板状に剥がれるように割れ、
古くから建材として世界中で利用されています。

また、19世紀ごろから石板印刷(リトグラフ)にも使用されてきました。
この石板石石灰岩(プラッテンカルク)は日本でも「ジュラストーン」とよばれ、
広く建材として出回っています。

これら、ジュラストーンの中には化石が保存されていることもあり、
しばしば、日本の住宅の庭先などで、
ゾルンフォーフェンの化石が見られることもあります。
ゾルンフォーフェン周辺の化石は建材として利用するために切り出された
石板石石灰岩の石切場から見つかったものが多いのです。



2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
ゾルンフォーフェン近郊の当時の家。屋根に石板石石灰岩(プラッテンカルク)が使われている。
(アイヒシュテット市のインフォメーションセンターにて撮影)


2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

アイヒシュテッ トの市街地にあるインフォメーションセンターでは沢山の資料が手に入ります。化
石の展示や解説も少しあります。



 「白ジュラ」こと石板石石灰岩の起源は
ジュラ紀後期(約1億6000万~1億4500万年前)です。
「白ジュラ」および、そこに含まれる生物の化石化作用についての
見解は諸説ありますが、その一例を簡単に説明します。

当時この地域は亜熱帯の暖かい海が広がっていたと考えられています。
当時のゾルンフォーフェン近郊は浅瀬で外海から隔てられた
礁およびラグーン(潟湖)が形成されており、
外海と隔離された海水は、塩分濃度が高い状態であったり、
酸素不足の状態であったと考えられています。
つまり生物にとっては非常に生息しにくい環境だったのです。

浅瀬とはいえ、水平な地層が堆積しているわけですから、
波の影響を受けない深度よりは深い場所
(少なくとも静穏時波浪作用限界水深、約二十m以深)で
堆積した地層と考えられ、ラグーンはそれなりの深さがあったと考えられます。

時折、嵐などで海水と共に生物が外海からラグーンの中に流されてきます。
ラグーン内に流されてきて外海に戻れなかった生物はそこで息絶えてしまいます。
この生物が生息しにくい環境は死骸を分解する生物も少なく、
また、地層をかき乱す底生生物(ベントス)や死骸を食べる
腐肉食者(スカベンジャー)も少なかったと考えられています。
さらに、生物の死骸の表面を覆うバクテリアが保護層になったとも考えられています。
ゾルンフォーフェン近郊で産出する素晴らしく保存状態のよい化石はこのような条件が重なった結果と考えられています。


2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
ゾルンフォーフェン近郊の地層が堆積した当時の様子(ジュラ博物館にて撮影)


ゾルンフォーフェンから産出する化石は多種多様です。
魚、海生爬虫類、甲殻類、棘皮動物、アンモナイトなどの海に生息する生物の他に、
始祖鳥や翼竜、植物、昆虫、そして恐竜など、陸上の生き物の化石も産出します。
近くに森があり風などによって海面に押し付けられた翼竜や
昆虫が沈んで化石になって発見されるのだと考えられています。

ゾルンフォーフェンの町を世界的に有名にしたのが
始祖鳥(  Archaeopteryx)化石の発見です。

始祖鳥の化石は現在12例しか報告されていません。
1860年に羽毛の化石が発見され、
その後1861年にゾルンフォーフェン近郊のLangenaltheimで 骨格化石が発見されました。
最初に発見された羽毛の化石は現在、
ベルリンのフンボルト自然博物館に所蔵されています。
その後に発見された骨格化石は現在、ロンドン自然史博物館(大英博物館)に所蔵され、「ロンドン標本」と呼ばれています。
ちなみに教科書などによく掲載されているのは「ベルリン標本」と呼ばれる始祖鳥の化石で1877年にアイヒシュテットのブルーメンベルクで発見されました。
こちらの標本も現在ベルリンのフンボルト自然博物館に所蔵されています。
12番目の標本は2014年に発見されました。

ドイツ到着

10月26日、成田からの直行便でドイツ(ミュンヘン)に到着!
(やった~!ビール天国!)


「私はビールを愛しています!」

とうとうドイツについてしまいました。
いざ、ついてみると不安だらけですが、もう後戻りはできません。

さて、ドイツに到着したのは現地時間の夕方、
今回、航空会社はANAで羽田→ミュンヘンの直行便。
羽田からの直行便でフライト時間は約12時間です。

2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

初日はミュンヘン空港でレンタカーを借りミュンヘンから北へ進み
ゾルンフォーフェン近郊のアイヒシュテットの町を目指します。
今日から2日間はこのアイヒシュテットの町を拠点とします。
 
車の運転ですが、左ハンドル、右車線・・・ドキドキです。
私は今まで1回だけ海外で運転したことがあったのですがその時も
散々車線を間違えました。
(だって交差点曲がると車線わかんなくなっちゃうでしょ!でしょ?)。


まあ、慣れるしかありません。
さすがに左ハンドルでマニュアル車は難易度高そうだったので、オートマ車をレンタル。

飛行機、ホテル、レンタカー、
化石採取場への取材依頼(?)などなど、
日本にいるうちにできるだけ済ませておきました。
英語もドイツ語もしゃべれない私が現地で交渉することは不可能に近いと思い、
日本にいるうちに、翻訳サイトを駆使してやっておけることはやっておきました。
便利な世の中です。


アイヒシュテットの町はミュンヘンから車で約1時間半。
アウトバーンと一般道で夜19時半頃ホテルに到着。
あたりはすっかり真っ暗でした。

それにしても・・・恐るべしアウトバーン
ドイツの高速道路アウトバーンは市街地を抜けると
制限速度が設けられていない区間がほとんどで、
その区間は150kmくらいでブッ飛ばす車ばかり。

たまに200㎞位速度が出ているのでは?

と思う車もいます(シューマッハが運転しているのか?)。

ちなみにアイヒシュテットにレンタカーで行く際は、
最短距離で検索するとニュルンベルク方面へ行くアウトバーン(9号線)を【60・Lenting】で降りて一般道を行くことになるとおもいますが、
ちょっと遠回りして、その先の【58・Altmühltal 】で降りて
アイヒシュテットに向かったほうが1本道で行け、
一般道の距離が短いので道を間違えにくいということにドイツへ向かう直前に気づきました。
多少ガソリンを多く使いますが、
今回は夜の運転ということもあり、間違えにくい道を行くに越したことはありません。
今回のレンタカーはナビを予約していなかったのですが、
なぜかナビが付いていたのは良かったです。
海外のナビは役に立たないなんてことを耳にすることがありますが、
まったく知らない土地で、現在位置と方角がわかるだけでも大変助かりました。

ちなみに、ミュンヘンからアイヒシュテットに電車で行くには一度、
インゴルシュタットで乗換えれば行くことができます。
電車だと乗り継ぎの時間にもよりますが、2時間くらいで到着するようです。

アイヒシュテットで宿泊したホテルはレストランを併設しており、
地元料理と地ビールが堪能できました。
事前にレストランのメニューもネットで日本語に翻訳してプリントアウトして日本から持ってきました(ニヤリ)。

この日の夜はしっかりエネルギー補給しました(ビールで)。




2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

翌朝撮影 アイヒシュテットで宿泊したホテル。1Fがレストランになってます。



2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅 2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

初日の夕食。ホテル併設のレストランにて。焼きソーセージとビール。

ビールうまい!
ソーセージもうまい!




2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
アイヒシュテットの街並み 歴史のある町のようです。 2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
 

2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
アイヒシュテットの町にはこの周辺の「アルトミュール自然公園」の
インフォメーションセンターがあります。
地図やパンフレット、
現地の歴史や化石の展示など、
情報盛りだくさんで、ちょっとした博物館のようになっています!
もちろん、入場無料!まずはここに立ち寄ることをお勧めします



 

メルンスハイム化石採取場

前置きが長くなっていますが、
2日目は化石採取です。
アイヒシュテットから20㎞くらい離れたメルンスハイムという町へ向かいます。
ゾルンフォーフェン周辺には私が確認できただけで4箇所(ブルーメンベルク、メルンスハイム、ティッティング、アルトマンシュタイン)のだれでも化石採取ができる場所があります。

その中でこの日の行先に選んだのはメルンスハイムの化石採取場。
数ヶ所ある化石採取場のうち、私はなぜここを選んだのかというと・・・。
一番の理由は「交通の便が悪い」からです(笑)。


今回のような目的が無いとまず行かないでしょう。
車がないと到底行けません(厳密に言えば行けるけど大変)。
日本人観光客などほとんど来ることはないのではないでしょうか。
もしかするとドイツ人も少ないのでは・・・と思えるくらいです。


でも・・・ということは、私の推測では、平日はすいていて化石を独り占めなのではなかろうか(シメシメ)。
厳密にいうと私とヤマダさんだから二人占めか(・・・どうでもいいか)。
こんな感じでちょっと欲深い考えのもと決定した場所です。

宿泊している宿があるアイヒシュテットの町から車で約20分、
天気は曇り&霧でしたが紅葉がピークできれいでした。ドイツの田舎町をドライブして化石採取場を目指します。



2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅 http://www.besuchersteinbruch.de/
2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
レンタカーで化石採取場へ向かう途中に撮影


化石採取場など本当にあるのか不安が頭の中をよぎり始めてきたころに、化石採取場発見。たぶん一人で来ていたらものすごく不安だったと思います。
化石採取場の周囲は畑。そして畑の一つの面が化石採取場になっているような感じです。
(昔は畑だったんだろうな~。畑で作物を作るのと化石採取場どちらが儲かるんだろうか?隣りの畑を買ったら化石で商売ができるかも?)

なんてことを考えつつ・・・、

私たちが到着した時点で既に車が2台くらい停まっていました。




2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

メルンスハイム化石採取場の入り口
 
入口の建物で受け付けをしていると、後ろから男性に声をかけられました。
この化石採取場のオーナーのローランドさんです。

日本で事前にローランドさんと連絡を取っていたので
化石採取場で待っていてくれました。
挨拶をかわした後、ハンマーとタガネをレンタルして早速化石採取
(入場料7ユーロ+タガネ・ハンマーレンタル1ユーロ※大人料金)。


メルンスハイムの町から少し離れた高台にに化石採取場はあるので、
晴れていたら周囲が見渡せ、とてもよい景色がみえるようです。

 
すでに化石採取をしている人が2組。
おじいさんと孫ペア&お父さんと息子ペア。
化石2人占め計画は出鼻をくじかれました。


まずは他の人が採取した後であろう転がっている石を観察しながら、
化石採取しやすそうな場所を探します。
落ちている石をよく見るとアンモナイトが確認できます。
・・・結構、あります。

アンモナイトが多く落ちているあたりに場所を定め、
周囲のガレキを掃除してみると、
地層にくっきりアンモナイトが2匹くっついていました!
さあ、テンション上がってまいりました。
板状の石をタガネで剥がしていきます。

2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅


 
化石採取を始めて1時間程度で綺麗なアンモナイトが幾つか見つかりました。

2時間経過・・・結構な量のアンモナイト確保!

3時間経過、ここでタイムアップ・・・気づけば、結構な量の化石が採れました。
が、しかし!
なんと、すべてアンモナイト!

厳密には魚の糞のようなものや、植物片のようなものもありましたが、ちゃんと認識できたのはアンモナイトのみ。

事前に調べた情報ではこの化石採取場からは、魚も、エビも、爬虫類も見つかっているのになぜ?
同行してくれたヤマダさんもアンモナイトだらけ。

ちなみに、化石採取場の入り口の受付の建物では化石の販売もしています。
形の良いエビや魚が沢山飾ってあります。
とは言うものの、顎器がしっかり残ったきれいなアンモナイトを採取できたのでそれなりに満足です。
約10プレートほど厳選して持って帰ることにしました。
 
採取した化石の一部紹介

2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅


メルンスハイムで化石採取をし終えた後、ローランドさんがメルンスハイム化石採取場で20年間採取し続けた化石をみせてもらいました。倉庫の奥からどんどん化石が出てきます(すごい!)。アンモナイトはもちろん、魚、爬虫類、甲殻類、昆虫などなど、多種多様なすばらしい化石を見せていただきました。初対面なのにローランドさんには大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

この後、地元の業者さんからしっかり、化石の仕入れも出来ました!

 

ちなみに、軍手、新聞紙、ウェットティッシュ、化石を入れるカバンやリュックを持っていくことをお勧めします。
簡易トイレはありました。
雨が降った後などは結構服や靴が汚れます。

メルンスハイムの化石採取場
(Fossilienbesuchersteinbruch in Mühlheim)
メルンスハイムの町のニューハイムという地区にあります。
↓公式サイト
http://www.besuchersteinbruch.de/

ブルーメンベルク化石採取場(アイヒシュテット)

ドイツ3日目、この旅2度目の化石採取。
ブルーメンベルク化石採取場はおそらく一番ポピュラーで日本からの訪問者もそれなりに多い化石採取場です。
アイヒシュテットのブルーメンベルクという地区にあります。

このブルーメンベルクは 始祖鳥のベルリン標本が発見された地域です!


今日こそ一角千金です。
ロサウルスが目印(ちなみに、アロサウルスの化石がこの場所で出たわけではありません)。
昨日のメルンスハイム化石採取場よりだいぶ広いです。
そして、長年掘り進められたのか、結構深いです。
 

2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
ブルーメンベルク化石採取場入口のアロサウルス、結構大きい


2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
ブルーメンベルク化石採取場の様子
 
この化石採取場はバーガー(ベルガ―)博物館を併設しています。
採取場から車で数分離れた場所に博物館があります。
先祖代々バーガー家が長年かけて採取した化石の数々が展示してあるようです。

しかし、9月~3月の間は閉館なんです。
化石採取場も10月いっぱいで閉鎖。
来年の3月になるとまた化石採取ができます。
岩が凍りつくと、うまく割れず、化石がきれいに取れないためだそうです。
他の化石採取場も冬の間閉鎖されますので、化石採取の時期には注意です。

この日は10月28日でしたので化石採取はギリギリセーフです。
バーガー博物館は見学できませんでした。

ブルーメンベルク化石採取場は入場料4ユーロ、タガネ、ハンマーレンタル1ユーロです。
博物館と化石採取場のセット入場券は13ユーロです(すべて大人一人分の料金です。子供料金等別途設定があります)。



さてさて、
昼飯も食べずひたすら化石探し。
今日の化石採取のタイムリミットは午後3時、この日はミュンヘン空港まで(約100km)戻り、レンタカーを返却しなければいけません。

まずは、落ちている石の観察から・・・放射状のフニャフニャしたものが石にくっついています。


これはゾルンフォーフェンを代表する化石の一つ、浮遊性ウミユリ「サッココーマ」ではありませんか?
サッココーマは普通のウミユリの頭(腕)の部分だけが、
プカプカ泳いでいるような生物です。現在の海に生息している「ウミシダ」の小型版のような感じです。
それにしても、昨日のメルンスハイムではサッココーマはまったくみつかりませんでした。


2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅

2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅 サッココーマの化石(直径約2cm)



ここで、気づいたことがもう一つ。
昨日のメルンスハイムの石灰岩と、今日のブルーメンベルクの石灰岩は、
どちらも板状に割れるのですが、ハンマーで叩いた感じがちょっと違います。
ブルーメンベルクのほうが、硬く乾いた感じで、
叩いた音もブルーメンベルクの石のほうが高く、
金属音に近い感じがします。


化石採取を始めて2時間経過・・・。
途中、おそらくドイツ人の小学生(?)の団体が20人くらい訪れてきて、
1時間半くらい化石採取をして去っていきました。

2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅



昨日のアンモナイトだらけと打って変わって、サッココーマだらけ・・・。なんとか他の化石も見つけたいと思っていたら、アンモナイトが1匹。さらにもう1匹。

近くで化石採取をしていた家族づれも、アンモナイトを見つけたらしくやたら喜んでいました。この化石採取場ではアンモナイトは少ないようです。
結局3時間程度化石採取をして、サッココーマ20プレートくらいとアンモナイト2個の収穫でした。

 
2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
かろうじて見つけたアンモナイト化石、右上の化石は魚のフンだとおもいます。


結局、一角千金はできず、化石のバリエーションもちょっと少ないですが、
二日間で結構な量の化石を採取できました。
残念ながら日本にすべては持って帰れないので、
厳選して・・・でも結局小さなダンボール2箱分くらいはあります。
重たいです。
実はこの後、仕入れた化石と合わせて、
持参したスーツケース2個に入りきらず、
最終的に大きなスーツケースを現地で一つ買い足してさらに、
重量オーバーの追加料金を払い日本に帰国しました(汗)。
 

さて、ゾルンフォーフェン近郊の化石採取の旅はここで終了。
世界的に有名な化石産地で実際に化石を採ることができて大満足です。
化石採取の合間に、化石の仕入れもバッチリできました!

今回紹介した化石採取場は一般の人でも手軽に化石採取が出来る場所です(若干、交通の便が悪いですが・・・)。
ジュラ博物館やバーガー博物館の見学とセットがおすすめです。
ただし、化石採取場や一部の博物館は冬の間や悪天候の日は閉鎖されているので、
訪問する際は公式サイトでチェックしてみてください。
ミュンヘン周辺にお越しの際は、ちょっと足をのばしてゾルンフォーフェン近郊で化石採取!おすすめです。



2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
化石が沢山採れたことと、仕入れがうまくいったことを祝して、二日目の晩に注文した
骨付き肉1Kg! このレストランの名物料理のようです。ナイフは刺さった状態で、
運ばれてきました。肉の影にジャガイモ団子がもう一つあります。


2015年10月ドイツ ゾルンフォーフェン近郊化石採取の旅
肉はほぼ完食!うう~もう食べれません・・・ジャガイモ団子は無理です。
残してしまいました(ごめんなさい)